RI会長からのメッセージ

RI会長からのメッセージ

RIkaitoyu 2019-20 RI President Mark Daniel Maloney

マーク・ダニエル・マローニー

2019-20年度会長

2019年7月

 

私は大の旅行好きです。ある場所から別の場所へと移動するという、そのありふれた過程が好きなのです。とはいえ、昨年、妻のゲイと私は、どんなに陽気な旅人でもお気楽ではいられないような経験をしました。前の晩には知りもしなかったホテルで目覚め、もう旅行は終わっているはずのその日、立ち寄る予定はなかった空港で6時間も待たないといけないという羽目に遭いました。まったくついていない日でした。

 

ニューヨークシティのJFK国際空港で待っている間、ゲイとターミナルをぶらついて人間観察をしました。あらゆるゲート、あらゆる目的地、あらゆるフライト待ちの人びとを眺めながら、ターミナルの端から端まで行ったり来たりしました。

 

どのゲートにも、人びとの島がありました。コンコースの中央を行けばそこはニューヨークで、同じ川の中をみんなと一緒に進んでいきます。しかし、わきにそれてゲートに入ると、川を離れて島にたどりつきます。そこはすでにデリーやパリ、テルアビブなのです。

 

空港散策に出たとき、私は内心、「こんなにさまざまな人が、さまざまな国から、ひとつの場所に集まっているなんて。まるでロータリーみたいだ」と思っていました。しかし、ゲートをいくつも通り過ぎていくうちに、あることに気づきました。これはロータリーとはまったく違います。この川では、誰もがどこかの島に向かっていて、その島は島でありつづける。台北に向かう人びと同士は話をするかもしれませんが、カイロやラゴスに向かう人びとに話しかけはしないのです。

 

それに比べて、ロータリーはどうでしょうか。ロータリーは私たちが違いを超えて、深く、有意義な形でつながり合うことを可能にしてくれます。ロータリーに入らなければ出会えなかったような人びと、思ってもみなかったほど自分に似ている人びとに引き合わせてくれます。地域社会や仕事上の機会、私たちの助けを必要としている人びとに引き合わせてくれます。

 

そういった出会いこそ、ロータリー活動をJFK空港の散策とは大きく異なるものにしているのです。ロータリーでは、誰ひとりとして島に孤立したりしません。誰であっても、どこ出身であっても、どの言語を話すのでも、どんな伝統を守っているのでも、みんなが一緒にロータリーに参加しています。わたしたちは互いにつながり合っています。地域社会の一員であり、また、クラブ会員だけでなく私たちみんなが属する、地球全体のコミュニティの一員なのです。

 

このつながりこそ、ロータリー体験の核となるものです。これこそ、私たちをロータリーへと導いたものなのです。これこそ、私たちがロータリー会員であり続ける理由です。ロータリーが世界をつなぐ中、ロータリアンの仲間と一緒に、この旅路に出ませんか。